カメラ本体の温度が高くなると自動で電源がOFFになる、画面がフリーズして一切の操作が出来なくなることがあります。
ご使用中そのような状態になった場合、温度が下がるまでしばらく何も操作をしないようにして下さい。
熱停止した場合、撮影が突然停止されビデオファイルが正しく保存されず、ファイルが破損する可能性がございます。
夏場の炎天下や長時間撮影など高温になりやすい環境でのご使用時は、細心の注意をお願いいたします。
注意事項
画面がフリーズして一切の操作が出来なくなったとしてもカメラではデータの書き込み作業が行われている為、絶対にバッテリーは抜かないでください。
バッテリーを抜いてしまうとデータが保存されません。
カメラ本体の温度が下がるまではそのままの状態で何もしないようにして下さい。
目安
オレンジの温度上昇マークが表示されます。
この表示が出たら、カメラ本体の温度が高く、熱停止する前のひとつの目安になります。
高温になりやすい環境
- 夏場の炎天下など高温の環境下での使用
- 4Kや120fpsなど高解像度、高フレームレートによる長時間撮影
- バッテリーを使用しての長時間撮影
- メーカー非推奨のメディアを使用 など
対策
- 自動電源OFF温度設定の変更
SONY α7SⅢ、ILME-FX3など
設定メニューから自動電源OFF温度設定を「標準」から「高」に変更することで、電源が切れる温度を高めに設定することが出来ます。
設定方法:MENU>セットアップ>電源オプション>自動電源OFF温度『高』
設定変更時、発熱に関するアラートが表示されますが、以下の撮影条件でメーカー動作検証済みです。
撮影条件:USB給電時、XAVC S-I(All-I)、4K 60p 10-bit 4:2:2、常温(記録開始時のカメラ表面温度25℃)、自動電源オフ設定:高、冷却ファン:オート
- 液晶モニターの開閉
センサー部の熱がこもらないように液晶モニターは開けた状態を推奨します。
- バッテリーカバーを外す
バッテリーカバーを外して熱がこもらないようにして下さい。
※あくまでも対策になるので、完全には熱停止を防ぐことは出来ません。
その他注意事項
- USB給電やVマウントバッテリーを使用しての長時間撮影時は熱を帯びやすくなりますので、必ず自動電源OFF設定を「高」にして下さい。
- Vマウントバッテリーを使用する際は、繋ぎ方やD-Tapケーブルの種類、各メーカーサイトでワット数などを確認してからご使用下さい。
誤った使用をした場合、過電流を起こしカメラの故障、データの破損につながる恐れがございます。