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セミナー動画の音声をきれいに録音するには

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セミナー動画の音声をきれいに録音するには

セミナー動画を撮影するとき、映像よりも注意したいのが「音声の収録」です。
撮影後に収録した映像を見直すと、参加者の話し声や空調の音などさまざまな雑音(ノイズ)が入って、「講師の声が聴きづらい」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
あるいは、広い会場でスピーカーの音声をビデオカメラの内臓マイクで収録したら、声が割れたりくぐもった声になったりして「何を話しているのかわからない」という映像も、よくみられます。
講師の声が聴きにくいセミナー動画は、視聴者にも不快に感じさせ、離脱率を高める可能性があります。ここでは、セミナー動画の音声をきれいに録音する方法についてお伝えしましょう。

1.セミナー撮影で音質をよくするには?

講師の声をきれいに収録するには、音声収録用のマイクが欠かせません。
一般的に、プロの業者がセミナー動画を撮影する際には、講師の近くに音声収録用のマイクを設置し、その音声をメインに使います。
ビデオカメラの内臓マイクが収録する音声を使うことは、ほとんどないのです。
こうした対策をすることで、余計なノイズ音を拾うリスクを抑えられますし、会場スピーカーの音を拾ったときのように声が割れたりくぐもったりすることも防げ、一定レベルの音質を保てるようになります。

2.機材選びのポイント

音声収録用のマイクには、いくつかの種類があり、セミナーの形式にあわせて選ぶことがポイントです。
もっともメジャーなのが、壇上や卓上に設置する「スタンド型」のマイクでしょう。
講師の立ち位置が変わらないセミナーなどに適しており、多少動く場合にはスタンドから外してマイクを手に持つことで声を拾えます。
講師の動きが大きいときや、両手に何かを持つ場面があるセミナーなら、胸元に付けて使用する「クリップ型(ワイヤレスピンマイク)」が便利です。複数人の講師が同時に話す場面にも適しているでしょう。
ただ、パネルディスカッションのように人数が多いセミナーだと、マイクの台数が多くなり、後で編集が大変になることがあります。
その場合、円盤状または箱形をした「フラット型(スピーカーフォン)」を使うのも一手です。1台で複数人の声を拾えるので、マイクの台数を減らせます。
このように、使用状況にあわせてマイクを選ぶことで、鮮明な音声を拾いやすくなります。

バックアップ用の録音ツールを用意すると安心

いくら高性能なマイクを準備しても、マイクの電池が途中で切れたり無線の状況が悪くて音声が途切れたりするケースもあります。
また、ビデオカメラの収録が失敗して音声も残らないというリスクも考えられるでしょう。
こうしたトラブルに備えて、別途ICレコーダー(リニアPCMレコーダー)を用意しておくと安心です。
ICレコーダーを講師の近くに設置してバックアップ用として録音しておけば、いざというときに活用できます。

3.撮影時のポイント

撮影する際には、あらかじめビデオカメラと音声収録用のマイクを接続する必要があります。
音声がきれいに収録されるかを確かめるうえで、本番前にテスト撮影をしてチェックしましょう。

広い会場で撮影する場合のポイント

セミナー会場が広いなどの理由で、ビデオカメラと音声収録用のマイクを接続できないこともあります。
この場合、会場のスピーカーに接続されているライン音声をミキサーなどから分岐して録音するか、ICレコーダー(リニアPCMレコーダー)に録音したデータを使うなどして対応するとよいでしょう。

カメラマイクで収録するときは講師の近くにセッティングする

音声収録用のマイクを使わず、ビデオカメラの内臓マイクで音声も収録する場合は、講師からもっとも近い場所にビデオカメラを設置することが大切です。
客席後方に設置すると、客席の話し声などのノイズも拾われ、話し声が聞きづらくなります。事前に、ビデオカメラを設置するアングルを確保しておきましょう。

4.編集時のポイント

最近は、動画編集に関するさまざまなアプリケーションが登場しており、インターネット上からダウンロードして購入できる時代です。
こうしたアプリケーションを活用すれば、編集でノイズをカットしたり講師の声を大きくしたりすることも可能です。
なかには、AIで講師の声を認識し、それ以外のノイズを自動的に抑えられる機能を搭載したアプリケーションも登場しています。
収録した映像にノイズが多いときは、こうしたツールを活用して音声が聞き取れるように編集すると良いでしょう。
 

ノイズはある程度残したほうがよい

編集する際に、あらゆるノイズが気になって限界まで除去しようとする方もいらっしゃいます。
しかし、ノイズ処理しすぎると講師の声までも削ってしまい「くぐもった音」になってしまうことがあります。
そもそも一般の視聴者には、小さなノイズ音まで気にする方は少ないので、講師の声が聞き取りづらくなるようであれば、ノイズを残した方が良い場合もあります。
何よりも、撮影時にノイズが入らないように対策することのほうが重要です。

5.まとめ


セミナー動画を撮影する際には、会場や内容にあわせて適した音声収録用のマイクを準備することで、講師の声が聞き取りやすい映像に仕上がります。
また、ビデオカメラの録画を失敗したときに備えて、ICレコーダーなどのバックアップ用の録音ツールを用意しておくと安心です。
セミナー動画は音声が重要ですから、きれいに録音できるよう対策を検討しましょう。

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東京オフラインセンターでは、お客様の動画制作をサポートする配信スタジオ「TOKYO LIVE STUDIO」や、自社でも撮影環境をつくれる機材のレンタルを行っています。
映像業界のプロが使用する高品質な機材を備えており、付加価値の高いライブ配信・動画撮影をサポートいたします。自社で撮影する場合には、複数のビデオカメラやマイクを用意できるのはもちろん、三脚、照明、配信用機材などの機材レンタルも一式そろえています。
動画の撮影配信は「TOKYO LIVE STUDIO」配信機材のレンタルには「東京オフラインセンター」をぜひご活用ください。


 
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